男心を分かってらっしゃる土くさい感が大好きなSURLY(サーリー)のMIDNIGHT SPECIALをフレームからカスタム依頼があり、パーツもお客さんとあーでもないこーでもないと談義すること数か月。
ようやく完成させることができました。
ヘッドセットは「これだけは絶対付けたい!」との希望で、世界最高品質の自転車パーツを作り続けるCHRIS KING(クリスキング)をチョイス。
シートクランプは生涯壊れないと言われるハブを代表に、数多くの質実剛健・才色兼備なアイテムをリリースするPhil Wood(フィルウッド)にし、同じレッドのアルマイトカラーを。
コンポはSHIMANOがようやく出したグラベルロード向けのコンポGRX。
今までは左レバーにシフトがないものはSRAMしか選択肢がありませんでしたが、GRXもシフト無のレバーが登場したので、これで色々選択肢ができるようになりました。
クランクセットはチェーンリングがシングルのものが初めからあり、もちろんナローワイドになっています。
ナローワイドは、チェーンリングの歯が長くなっており、フロントシングルでリアのギアを変速していってもチェーンがしっかりリングにかかるので、チェーンが外れる心配がありません。
チェーンは頑丈で長持ちで軽量のKMC。
カラーはブラックでフレームと合わせてます。
スプロケットは男の11-42T。
GRXのリアディレーラーには「SHIMANO SHADOW RD+」という独自技術が搭載されています。
「ロープロファイルデザイン」といういわゆるシャドーのことで、オフロード走行のさいに枝など障害物を避けるために内側にディレーラーが入るような形になっています。
それと「チェーンスタビライザー」のON、OFFの切り替えスイッチ。
これは砂利などのオフロードで走る場合、チェーンが暴れて外れてしまいやすくなるで、ONにするとチェーンに張りを持たせ外れにくくするという装置です。
どちらもMTBではおなじみのシステムなんですが、グロベル系にもこうしたものが装備されているのは嬉しいかぎりです。
ステムとシートポストには間違いない定番THOMSONをチョイス。
サドルはこれまた間違いないカリフォルニア州の老舗マウンテンバイクパーツメーカー”WTB”の名作サドル”SILVERADO”をBLUE LUGが別注モデルとして作ったものです。
タイヤはその名の通りパナレーサーのグラベルキング。
チューブレスレディのDT SWISSのホイールなので、チューブレスモデルをハメてます。
クリンチャーバージョンのグラベルキングを乗っていますが、やはりチューブレスモデルは乗り心地と転がりがいいです。
ホイールはDT SWISSのシクロクロス用。
スポークがハブに守られるように設計されており、剛性と強度がアップしています。
さらにハブから出ているスポークは円形で強度を持たせながら、リム側に行くにつれてエアロスポークになっているというこだわりよう。
ハンドルはNITTO(日東)のグラベルライドに適したフレア角を持つドロップハンドル「M137AA-SSB」。
メイドインジャパン、福島の工場で国内の職人によって生産される日東のハンドル。
左右それぞれ3cmに開いたフレア形状が悪路での安定したライディングをサポートする、グラベルライドに最適なハンドルバー。
従業員も羨ましそうにしております。
目線がズレているのは気のせいです。