2012年に50㎜幅のリムと29×3“のタイヤを履いた初代Krampus(クランパス)が、新しくなりました。
今でこそどこのメーカーも普通にラインアップする【プラスバイク】とか【セミファット】と呼ばれるプラットフォームを採用した世界初クランパス。
ファットバイクでもなく、従来のマウンテンバイクを越えた、未知のスピードとコーナリング性能を具現化するための新しいコンセプトバイクです。
オリジナルのKrampusは、高いトラクションで刻々と変化するトレイルの路面をしっかりとつかみ、しかも29erよりもデカい外径で、見事なまでのスピードライドを提供しました。
そして、オリジナルの販売から5年後に、このクラスの「標準」が進化したためKrampusも次なるステージにステップアップしました。
そして、2020モデルとして、ニューカラーに加えて、1×12 Speedの変速システムを採用した新モデルが登場しました。
Krampusは、Gnot-Boostリアスペーシングを採用。リアハブは10 x 135mm QR、12 x 142、あるいは12 x 148 Boost™の3種類が使えます。シートステイ、ホイールベースを短くすることで、ハンドリングはキレキレ。シャープに気持ちよくトレイルを走れるように仕上げています。これに加えて、ドロッパーポストにも対応しています。
Krampusは、他のSurlyオフロードフレームと同じ4130CroMoly “’Natch”スチールチューブで作られています。メインフレームのチューブは、チューブの端に向け、トランペットの先端のように広がっています。
この新しいフレーム形状の効果で、これまでのフレームにあった補強のチューブを使わずに十分な剛性を確保しました。3インチ幅のタイヤが履けるメリットは、2インチ幅のマウンテンバイクと比較して、弾力性があがり、乗り心地とトラクションが各段にアップすることです。さらにSurlyですから、丈夫で長持ちという点も抑えています。
トレイルに待つ様々な障害物をクリアしたり、ジャンプをしたり、思いのままのコーナリングを楽しめる極上の自転車を探しているのなら、Krampusこそが強力な相棒となるでしょう。
バイクパッキングでも、トレイルランディングでも力を発揮してくれるのがこのクランパス。
とても楽しい一台です。
Surly/KRAMPUS (MY20)
Frame | Surly 4130 Chromoly Steel |
Fork | Surly 4130 Chromoly Steel |
Seatpost Clamp | Surly stainless, 33.1mm |
Headset | Cane Creek 15 |
Brakes | Tektro HD-M275 |
Brake Levers | Tektro HD-M275 |
Rotors | Tektro 180/160mm |
Shifters | SRAM SX Eagle |
Grips | Velo |
Stem | ProMax, 31.8mm |
Handlebar | Salsa Rustler w/o Logo |
Saddle | WTB Volt |
Seatpost | Promax 30.9 |
Crankset | SRAM SX Eagle 30t |
Bottom Bracket | SRAM Power Spline |
Front Derailleur | N/A |
Rear Derailleur | SRAM SX Eagle |
Cog or cogset | SRAM PG1210 Eagle 11-50t |
Chain | SRAM SX Eagle |
Front Hub | Novatec, 32h, Thru-Axle |
Rear Hub | Novatec, 32h, Thru-Axle |
Rims | WTB i40 TCS |
Tires | Surly Dirt Wizard 29 x 3”, 60 tpi Tubeless Ready |
価格:229800円